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経済

《地方金融の研究》城北信用金庫

信金初「信託進出」の苦しい事情

2025年12月号

 JRや東京メトロ、つくばエクスプレスなどが乗り入れる東京・足立区の北千住駅。そこから程近い千住中居町の一角で、ある複合高層ビルの建設工事が急ピッチで進められている。城北信用金庫による足立支店建て替えプロジェクト―だ。
 旧店舗は1951年の開店という「まさに年代物」(関係者)。老朽化が著しく、一部では耐震性の問題も取り沙汰されていたためだ(足立支店は現在、千住1丁目の仮店舗で営業中)。工事が始まったのは昨年11月からで、666㎡余の敷地に地上18階建て(高さ59・9m、地下1階)、延床面積4700㎡の共同住宅兼用のビルが建つ。居住区の総戸数は62戸(うち21戸はワンルーム形式)。2027年3月末にも竣工の予定だ。
 地銀界では店舗再編や収益源の多様化を狙いに、本支店を建て替えてオフィスや商業施設などとして賃貸する動きが活発化している。横浜フィナンシャルグループ(FG)傘下の東日本銀行は今夏、東京・日本橋に賃貸オフィスなどを併設した新本店をオープン。琉球銀行は26年1月開業する新本店ビルに三菱地所系の「ロイヤルパークホテル」(ザ ロイヤルパークホテル アイコニック那・・・

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