世界3位「現代自動車」の脅威
欧米で日本勢を駆逐する「実力」
2026年3月号
かつてのテレビやスマートフォン市場で起きた「日本ブランドの退場と海外勢の席巻」という劇的な構造変化は、今、日本の基幹産業である自動車産業において、抗いようのない冷厳な現実となりつつある。その象徴こそが、いまや日産自動車やホンダを販売台数・収益力ともにゆうに凌駕し、トヨタ自動車、フォルクスワーゲンに次ぐ「世界第3位」の座を不動のものとした現代(ヒョンデ)自動車グループの躍進だ。2025年11月までの日本国内における販売実績は941台、年間約730万台を世界で売り上げる彼らの巨躯から見れば、この数字はわずか0・01%強の「統計上の誤差」に過ぎない。日本人が「ヒョンデを見かけない」と安堵し、既存ブランドの残像に安住している間に、一歩外へ出れば、欧州や北米の路上で最も勢いのある外国勢力として日産やホンダを背中に追いやっているのは、他でもないヒョンデ・キア連合なのである。
開発思想の転換
ヒョンデ・キアが世界で「選ばれる理由」の本質は、単なる生産能力の拡張や価格攻勢ではない。より重要なのは、開発思想そのものの転換に・・・
開発思想の転換
ヒョンデ・キアが世界で「選ばれる理由」の本質は、単なる生産能力の拡張や価格攻勢ではない。より重要なのは、開発思想そのものの転換に・・・









