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経済

フジテレビvs村上「攻防」の続編

巨額自社株買い後も続く暗闘

2026年3月号

 フジ・メディア・ホールディングス(FMH)が2月5日に巨額自社株買いを断行した。対立が激化していた筆頭株主である村上世彰氏らの保有株を買い取るのが主目的だ。その2日前にあたる3日の取締役会で、FMHは7100万株、2350億円を上限とする自社株取得を決議していた。
 7100万株とは発行済み株式総数(自己株を除く)の34・37%に相当する大規模なもの。発行済み株式総数の3分の1超を自社株買いする企業など、過去にほぼないだろう。この規模に多くの市場関係者が驚いたが、驚きはそれで終わらなかった。
 5日の自社株買いの結果を見ると、約6121万株を約2350億円で取得したことがわかる。金額ベースで上限に達したわけだ。これは何を意味するか。つまり応募株数はもっとあったが、すべてを買い切れなかったということになる。

半分以上の株主が「見切り」

 FMHのリリースを見ると、村上氏らは共同保有する分(レノ、野村絢氏、エスグラントコーポレーション、シティインデックスファースト)をすべて応募したとある。で・・・

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