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政治

幻の高市首相「テヘラン電撃訪問」

《政界スキャン》

2026年4月号

「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ。私はそれを伝えに来ました」
 高市早苗首相がトランプ米大統領に奉ったお追従は、文字で読めば含蓄もある。ただし日々、流血と破壊の映像を見ている日本人の中には、そのとき浮かべた無理な笑顔とかしこまるように両手を重ね身をすくめる仕草に、これが我々の代表かと居たたまれない恥辱感を抱いた者も少なくない。
 米「ニューヨーク・タイムズ」紙は「これまで一貫して用いてきた戦術である愛嬌を頼りに、辛うじて軽蔑されるのをかわす」と論評した。見透かされている。
 妄想を膨らませてみた。高市氏が訪米前、テヘランを電撃訪問していたとしたら……。イランの最高指導者だったハメネイ師以下、主な指導者たちが次々に殺されていたので、事前にテルアビブを訪れて、ネタニヤフ首相に「少なくとも私が入る間は攻撃をやめろ」と強引に一時停戦を通告する。
 イランに入っても誰に会うかという問題はあるにせよ、日本の首相が戦火をくぐって乗り込んだとなれば、世界中が息をのむだろう。イランは必ずや歓迎したはずだ。すかさず停戦を・・・

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