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政治

弱り始めた「高市的保守」

地方で顕在「自民離れ」の潮流

2026年5月号

 歴代首相の中で最も夜の会食を嫌う高市早苗が、東京・日比谷公園内のフランス料理店「日比谷松本楼」に4月7日夜、姿を見せた。
 首相が顧問を務める議員グループ「保守団結の会」が開いた懇親会に出席するためで、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
 高市は参加した議員一人一人と握手し、笑顔で記念撮影に応じた。だが、滞在時間は、わずか15分足らず。官邸関係者も「首相は出席にあまり乗り気でなかった。昨年の総裁選で支援してもらった義理で出席しただけ」と素っ気ない。
 保守団結の会は、2020年6月、元防衛相・稲田朋美が主導していた「伝統と創造の会」から元農水副大臣・髙鳥修一や経済財政担当相・城内実らが「保守に関する考え方が違う」と飛び出して結成された。
 男系男子による皇統の保持や憲法改正、首相の靖国神社参拝推進などを掲げ、元首相・安倍晋三も顧問として入会し、3度にわたって自民党総裁選で高市を支持した「高市親衛隊のような存在」(自民党関係者)。
 髙鳥らは衆院選後、「首相が本音を語れるのは我々だけだ」などと、首相との距離の近さをアピールして新人議員・・・

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