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米国最強「ユダヤ・ロビー」が苦境に

俄然高まる「嫌イスラエル」世論

2026年8月号

 米国で最も影響力を持つ親イスラエル・ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」の力が揺らいでいる。かつてはイスラエルに批判的な議員を次々と落選に追い込む「選挙マシン」と恐れられたが、今やその存在が反発を招き、同団体の支援は政治的な「踏み絵」となりつつある。
 ガザ情勢やイラン戦争をめぐる世論の変化は、長年、米政治の常識とされてきた「AIPACには逆らえない」という力学を崩し始めている。
 その影響力を占う最大の試金石が、8月4日のミズーリ州第1区の民主党下院予備選だ。2024年にAIPAC系スーパーPAC(政治活動委員会)が約900万㌦(約14億5800万円)を投じてイスラエル批判派のコリー・ブッシュ氏を落選させたが、今回は当時勝利した現職のウェズリー・ベル議員にブッシュ氏が再び挑む「因縁のリマッチ」となる。
 ブッシュ陣営は、前回ベル氏を勝利に導いたAIPACマネーが、今回は逆風になるとみている。ブッシュ氏を支援する左派団体の関係者は、「AIPACの支援を受けること自体が候補者にとって『政治的な死』を意味する」と分析する。
 背・・・

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