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WORLD

驚愕の米国キリスト教原理主義

トランプを操る反「進化論」の人々

2026年5月号

 米国では成人の4割近くが進化論を受け入れず、生命の起源を神の創造に求めている。他の先進国ではほとんど見られない水準だ。世界最高の科学技術大国で、このような認識が広く共有されるのはなぜか。ニューヨークやサンフランシスコのようなリベラルな大都市部からは見えにくい、もう一つの米国へと誘おう。
 旧約聖書の創世記に登場する「ノアの方舟」を復元したテーマパークが、南東部ケンタッキー州の緑に囲まれた丘の上にある。専用バスの窓から巨大な木造船が姿を現すと、定員いっぱいの車内から歓声が沸き、人びとは一斉にスマートフォンのカメラを向けた。チケットは大人1人で日本円にして1万円を超えるが、週末になると近隣州を中心に家族連れや団体客が引きも切らず訪れる。
 世界最大級の木造構造物をうたう館内に足を踏み入れると、木製の檻に入ったさまざまな動物の実物大模型が出迎える。
 人間の悪に怒った神は大洪水で世界を滅ぼそうとした。しかし、信仰を持ったノアは家族とあらゆる動物のつがいを連れて方船に乗り込んで生き延びる。やがて水は引き、ノアは人類の祖となった―。方舟の物語は、ここでは史実として・・・

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