高市vs参議院の勝者無き諍い
巨大与党に生じた「政局の弱点」
2026年5月号
一方から見れば暴走を食い止める安全弁に見え、他方から見れば疾走を妨げる不具合でしかない。衆参両議院での少数与党状態を劇的に転換した自由民主党の総選挙での歴史的大勝から約3カ月、今も総理大臣・高市早苗の意のままにならない参議院は、そんな存在だ。宰相に就いて半年、高市の「良識の府」への「敵意」が、政局の不安定要因になりつつある。
そもそもの始まりは、「総理大臣官邸vs参議院自民党」の対立構図だった。きっかけは、高市が独断で決めた衆議院解散総選挙で窮屈になった国会日程を棚に上げ、2026年度当初予算案を極めて短期間で審議し、25年度中に成立させる目論みが失敗に終わったことだ。
高市の意を受けた衆議院の自民党が審議時間などの慣例を破ったため、参議院では多数派の野党の反発を招いたというのは、理由の一つに過ぎない。
それ以上に、自民党参議院幹事長の石井準一が高市に「3月13日までの衆議院通過で3月末までの予算成立は可能」と請け合ったことを奇貨として、高市が国民民主党の「衆議院通過を3月16日にずらせば年度内成立に協力する」という申し出を断った要素が大きい。 ・・・
そもそもの始まりは、「総理大臣官邸vs参議院自民党」の対立構図だった。きっかけは、高市が独断で決めた衆議院解散総選挙で窮屈になった国会日程を棚に上げ、2026年度当初予算案を極めて短期間で審議し、25年度中に成立させる目論みが失敗に終わったことだ。
高市の意を受けた衆議院の自民党が審議時間などの慣例を破ったため、参議院では多数派の野党の反発を招いたというのは、理由の一つに過ぎない。
それ以上に、自民党参議院幹事長の石井準一が高市に「3月13日までの衆議院通過で3月末までの予算成立は可能」と請け合ったことを奇貨として、高市が国民民主党の「衆議院通過を3月16日にずらせば年度内成立に協力する」という申し出を断った要素が大きい。 ・・・









