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社会・文化

上皇「葬儀縮小」は容易でない

ご意向汲まぬ高市一派の非情

2026年10月号

 上皇の葬儀の大幅な縮小が検討されていることが明らかになった。ご本人の意向を受けたもので、一般の告別式にあたる「葬場殿の儀」を皇居・宮殿で行い、儀式も簡略化するという。
 1989年2月24日の昭和天皇の葬儀は新宿御苑で行われた。台湾から緊急輸入した節のないヒノキを使った葬場殿ほか約110もの施設が設営され、1万人近くが参列。警備には約3万2千人の警官が動員された。
 儀式はこの日だけではなく、天皇が逝去した10日後の1月17日「陵所地鎮祭の儀」から始まり、古代の殯(埋葬まで棺の遺体を安置して別れを惜しむ儀式)を模した殯宮儀礼などが続けられた。
 葬儀儀礼は統治権の総攬者・大元帥の葬送を規定した戦前の皇室喪儀令をほぼ踏襲した大規模、煩雑なものとなり、時代に合わないという批判もあった。
 儀式に参列する皇族の負担は重く、国民生活も自粛ムードや交通規制などで影響を受けた。上皇はこれらを憂慮しているという。宮殿で葬場殿の儀を行うことで参列者を最大2500人程度に絞り込み、費用も削減できるということだ。
 葬儀の簡素化の検討は今回唐突に明らかに・・・

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