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社会・文化

腐臭漂う労働組合「連合」

実力以上にのさばる

2010年3月号

 鳩山政権は、世間が想像していた以上に「連合(日本労働組合総連合会)」色の強い布陣だ。「連合」組織内、推薦議員の入閣は七名に上る。民主党が総選挙前に発表していた「影の内閣」閣僚名簿では三名だったにもかかわらずだ。
 これに加えて小沢一郎幹事長と連合の蜜月関係が報じられたことで、民主党が三百八議席を獲得できたのは「連合」という集票マシーンのおかげだという「神話」が創作された。六百八十万人という加盟組合員数が持つインパクトも大きい。しかし、連合の真の力は、その印象からはかけ離れている。

「労働運動放棄」は常態化


 二〇〇一年以降二回の参議院選挙の比例区で、民主党の連合組織内候補が獲得した票は百七十万票だった。これは組合員数全体の約四分の一にしか過ぎない。例えば創価学会の八百万票ともいわれる集票力には到底及ばない。
 労働運動に詳しいある大学教授は、「連合自身にとっても、百七十万票という数字は相当ショック」と分析する。
 細かくみると、実情が浮かび上がる。〇七年参院選で、・・・