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経済

みずほはオリコを救えるか

負債総額は四兆三千億円にも

2010年5月号

 いまや切迫脳死状態――というのが、金融関係者らの見立てだ。
 信販大手、オリエントコーポレーション(オリコ)の財務悪化が止まらない。キャッシング利用者などからの過払い利息返還請求に備え、二〇〇七年三月期末に一千七百四十九億円にまで積み増した利息返還損失引当金は、昨年十二月末のわずか二年九カ月の間に六百七十八億円へと激減。年間およそ四百億円のペースで「埋蔵金」を食い潰している有り様だ。
 〇九年四~十二月期に計上した三百十一億円を合わせ、一〇年三月期中に発生したと見込まれる利息返還損失は四百十二億円。期末の引当金残高はさらに五百七十七億円にまで目減りした模様だ。
「このまま損失高止まりが続けば、一年半後には確実に引当金が枯渇してしまうという、まさに危険水域」(大手行幹部)。虎口を脱するには追加引き当てを積むしかないが、そうなると仮に三年分を計上するとしても引当額は一千二百億円。利益剰余金が四百二億円しかなく、一〇年三月期の予想最終利益が九十三億円に過ぎないオリコは、瞬く間に大幅赤字に転落し、巨額の繰越欠損金を抱える事態となる。
 この差し迫・・・