中国が「シベリア侵略」に邁進
抵抗の術なきプーチンの屈辱
2025年11月号
中国とロシアは今年、第2次世界大戦の「戦勝80周年」を盛大に祝賀し、歴史認識問題で結束を強めた。特にロシアは従来の対独戦勝に加え、「対日戦勝」を前面に出して祝賀行事を開催。5月の中露首脳共同声明は「日本の歴史改ざんを許さない」「靖国問題や歴史認識で言動を慎むべきだ」などと日本軍国主義批判で中国に歩み寄った。
ウクライナ戦争が泥沼化する中、戦勝史観を誇示して政権への求心力を高め、後ろ盾である中国と連携を深める狙いがある。 一方で、ロシアの10倍の経済規模を持つ中国は、着々と極東・シベリア進出を続けており、プーチン政権の対中傾斜には陥穽が多い。
中露両国は9月、30日以内の短期滞在ビザを相互に免除し、観光など人的交流が拡大中だが、ロシアのジェロワ下院国際問題委第1副委員長は「ガゼータ」紙で、「中国の若い男性がロシアの花嫁を漁りに大量にやって来る」と警告した。中国の業者がお見合いツアーを企画しており、ロシア各地で中国人の独身男性とロシア人女性のマッチングが行われるという。
一人っ子政策を続けた中国は男性人口が女性より10%以上多く、結婚できない適齢期の男・・・
ウクライナ戦争が泥沼化する中、戦勝史観を誇示して政権への求心力を高め、後ろ盾である中国と連携を深める狙いがある。 一方で、ロシアの10倍の経済規模を持つ中国は、着々と極東・シベリア進出を続けており、プーチン政権の対中傾斜には陥穽が多い。
中露両国は9月、30日以内の短期滞在ビザを相互に免除し、観光など人的交流が拡大中だが、ロシアのジェロワ下院国際問題委第1副委員長は「ガゼータ」紙で、「中国の若い男性がロシアの花嫁を漁りに大量にやって来る」と警告した。中国の業者がお見合いツアーを企画しており、ロシア各地で中国人の独身男性とロシア人女性のマッチングが行われるという。
一人っ子政策を続けた中国は男性人口が女性より10%以上多く、結婚できない適齢期の男・・・









