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中国「反日攻撃」は長く激しく

高市在任中に起こる「最悪の事態」

2025年12月号

 高市早苗首相の「台湾有事発言」への北京の反発は思いのほか激しく、観光客の渡航自粛、日本留学への注意喚起、日本産水産物の輸入停止が次々と打ち出されている。中国外交筋は「これは単なる怒りではなく、不安の裏返しでもある」と漏らす。異例の反応の裏には、与しやすいはずの日本が突然、中国の外洋拡張戦略の阻止へ動き始めたことへの戸惑いが見え隠れする。
 中国国営新華社通信の傘下にあるネットメディアで国際政治などを論評するアカウント「牛弾琴」は高市首相の「台湾発言」の1週間後の11月14日、「高市早苗氏の7つの罪」と題する文章を発表し、ネット上で拡散された。これが現在の中国当局による高市政権への評価だと言われており、かつての小泉純一郎、安倍晋三、両元首相に対するものよりはるかに厳しい。
 中国側が指摘する高市氏の7つの罪とは、①中国の内政に深刻に干渉し、国際法と国際関係の基本的規範に著しく違反した②戦後の国際秩序を損なった③「一つの中国」原則と日中4つの政治文書の精神に違反した④日中関係の政治的基礎を損なった⑤中国人民の感情を深く傷つけた⑥習近平国家主席との会談で、日中共同声明の・・・

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