日本で墓所を買い漁る中国人
新たな「対日不動産投資」の標的
2026年2月号
首都圏、関西圏で中国人富裕層の不動産投資が軋轢を広げているが、異次元の不動産問題が新たに起きつつある。中国人による墓所の購入である。年間1千万人以上が亡くなる中国では墓地不足が深刻化し、習近平政権は火葬後に海洋散骨、樹木葬、花壇葬などを推奨しているが、先祖の供養ができないなど不満が高まり、社会問題化している。日本は逆に「墓じまい」や檀家減少で、存続困難になり、売りに出る寺が急増。そこに中国の業者が目を付け始めている。墓地を整理し、大区画の高級墓地として中国人富裕層に販売し、「訪日観光の際に墓参り」のキャッチコピーで売る腹づもりという。
「高級マンションより高い」
広東省珠海市に住む鄧さんは3年前に父親を亡くした。火葬後、市が企画した「海洋散骨」のツアー船に乗り、沖合の南シナ海で骨壺の蓋を開き、父親の遺骨を撒いた。
船上で流れる葬送の曲と故人に呼びかける声、海面に浮かぶ花束が記憶に残る。船上では散骨場所の緯度と経度の記された紙きれを渡され、「ここがお墓です」と告げられた。
翌年、命日・・・
「高級マンションより高い」
広東省珠海市に住む鄧さんは3年前に父親を亡くした。火葬後、市が企画した「海洋散骨」のツアー船に乗り、沖合の南シナ海で骨壺の蓋を開き、父親の遺骨を撒いた。
船上で流れる葬送の曲と故人に呼びかける声、海面に浮かぶ花束が記憶に残る。船上では散骨場所の緯度と経度の記された紙きれを渡され、「ここがお墓です」と告げられた。
翌年、命日・・・









