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経済

アクティビストで炎上の「関西企業」

創業家系が続々と「カモ」に

2026年4月号

 アクティビストが京都や大阪といった関西の企業に狙いを定めている。最近、明らかになったアクティビストの投資対象をみると、相当数が関西企業。一体、何が起こっているのか。
「買収提案をきちんと検討するように」。デンソーから突如、買収提案を食らい蜂の巣をつついたような騒ぎになっているロームに、あるアクティビストから強烈なプレッシャーがかかっている。正体は香港のオアシス・マネジメントだ。
 大量保有報告書が出ているわけでもなく対外的には明らかになっていないが、じつはオアシスはローム株を保有している。デンソーの買収提案は当然ながらプレミアムがついたもので、オアシスからすると願ってもない展開だろう。早速、「特別委員会できちんと検討し、なんなら買収価格の引き上げ交渉をしろという圧力をかけてきている」(ローム関係者)のだという。
 これまで花王や北越コーポレーション、ファミリーマート、大正製薬ホールディングス、ツルハホールディングスといった企業と激しい攻防を繰り広げてきたオアシスだが、最近はロームのように関西企業への傾注が目立ち、祇園ではセス・フィッシャーCIO(最高投資・・・

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