三万人のための情報誌 選択出版

書店では手に入らない、月刊総合情報誌会員だけが読める月刊総合情報誌

社会・文化

《日本のサンクチュアリ》 「愛子天皇」

高市はなぜ頑なに認めないのか

2026年4月号

 国民の約8割が待望する愛子天皇は誕生しない。封印するのは高市早苗首相である。衆院選の与党圧勝が「愛子天皇」お蔵入りの政治力学を起動させた。
 衆参両院正副議長は安定的な皇位継承策を議論する各党・会派の代表者による全体会議を1年ぶりの4月中に再開することで合意。与党は数回の会議で合意をまとめ、5月連休明けに政府が皇室典範改正案を国会に提出し、7月の今国会会期末までに成立させる方針だ。
 3月16日の参院予算委員会。自民党が衆院選で公約し、日本維新の会との連立政権合意にも入っている皇室典範改正に関し、立憲民主党の蓮舫参院議員から「女性天皇は認められますか」と尋ねられて高市氏は答えた。「皇室典範は、皇位は皇統に属する男系男子がこれを継承すると定めております。ですから認められません」。
 それは蓮舫氏も承知している。「憲法で皇位は世襲と定められ、皇室典範では男系男子。現行法規で愛子天皇、女性天皇は誕生できません」と断った上で、この典範改正は、いずれ女性天皇へ道を開く一歩にもなり得るのか水を向けたのだ。高市氏は女性天皇に反対ではないとの見方があるからだ。月刊誌『文・・・

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます