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社会・文化

「ライドシェア」に乗れぬ日本人

タクシー業界栄えて国亡ぶ

2026年6月号

 坂の街サンフランシスコでの移動手段として、真っ先に思い浮かぶのがケーブルカーだ。だが今や自動運転の無人タクシー「ウェイモ」(Waymo)がケーブルカーにとって代わろうとしている。ロボタクシーとも呼ばれている。
 地元在住者だけでなく旅行で訪れた人もアプリをダウンロードすれば気軽に乗れる。やり方はウーバー(Uber)やボルト(Bolt)などの配車アプリと変わらない。乗降地を指定して待つこと数分。ルーフにアンテナを積んだ乗用車がスーッとやってくる。発注者のイニシャルが表示されているので間違うことはない。停車時間は2〜5分。アプリでドアのロックを解除し、発進を指示すれば目的地までは運転手不在のドライブだ。運転の技量はまことにスムーズ。最短ルートで着実に着く。料金は事前決済の明朗会計。アップルペイが使える。アプリは日本語にも対応している。
 中国にも百度(バイドゥ)のロボタクシーが走っている。ところが日本は、ウーバーやボルトなど世界標準になっている本物のライドシェアさえ使えない体たらくだ。ウーバーと聞いて思い浮かべるのはレストランの料理配達が関の山。ライドシェアといえばタ・・・

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