三菱電機は自動車産業を救うか
車載半導体「中国支配」の瀬戸際
2026年6月号
セリウム、サマリウム、イットリウム……、これらレアアース(希土類)をめぐる産業界の、とりわけ自動車関係者の怨嗟の声は根強い。
「あれからだ。あれ以来、中国産レアアースの輸入は大きく減少し、今年に入ってから調達はほぼ不可能になっている」
“あれ”とは、昨年11月7日の高市早苗首相の台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言である。首相の不用意な発言を契機に中国政府は密かに対日輸出規制を強め、半年以上が経った今、事態は深刻化しているのだ。
とりわけガソリン車の排ガス浄化装置の触媒であるセリウム、燃料噴射装置のセンサーに使われるサマリウムの不足は重大であり、このままでは日本車は生産停止に追い込まれかねない。部品メーカーに任せておけず、ホンダは自らベトナム、マレーシアからの代替調達に乗り出したほどだ。その狼狽ぶりをみて、電機業界からは不吉な囁きが聞こえる。
「もしかしたら、これはトヨタ自動車を除く日本車メーカーの淘汰の始まりかもしれない」
というのも、レアアースとは対照的に、中国からは安価な車・・・
「あれからだ。あれ以来、中国産レアアースの輸入は大きく減少し、今年に入ってから調達はほぼ不可能になっている」
“あれ”とは、昨年11月7日の高市早苗首相の台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言である。首相の不用意な発言を契機に中国政府は密かに対日輸出規制を強め、半年以上が経った今、事態は深刻化しているのだ。
とりわけガソリン車の排ガス浄化装置の触媒であるセリウム、燃料噴射装置のセンサーに使われるサマリウムの不足は重大であり、このままでは日本車は生産停止に追い込まれかねない。部品メーカーに任せておけず、ホンダは自らベトナム、マレーシアからの代替調達に乗り出したほどだ。その狼狽ぶりをみて、電機業界からは不吉な囁きが聞こえる。
「もしかしたら、これはトヨタ自動車を除く日本車メーカーの淘汰の始まりかもしれない」
というのも、レアアースとは対照的に、中国からは安価な車・・・









