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ロシアが狙う「欧州民主社会」の破壊

ウクライナ膠着の卑劣な打開策

2026年10月号

 ロシアのウクライナ侵略が新たな段階に入った。ロシア軍はウクライナ各都市に対し、ミサイルやドローンによる大規模攻撃を展開し、市民生活を締め上げる。これと並行してウクライナを支援する欧州各地では破壊工作や軍事威嚇が頻発しており、ウクライナ支援への疲れも表面化しつつある。東部の前線の突破を果たせないウラジーミル・プーチン政権は民主社会の亀裂に活路を求めている。
 飛行音が聞こえ、空を見上げると、飛翔体が急降下していくのが目に入った。次の瞬間、爆発音が鳴り響いた。キーウではそんな光景が日常と化した。昼夜を問わず、空襲警報が鳴り、1日50回超発令されることもある。集合住宅やショッピングモール、学校など民間施設への攻撃が続き、最近は特に倉庫や物流拠点、小売や医薬品関連企業が集中的に標的になっている。
 スーパーで品薄が発生し、医薬品の供給にも不安が浮上した。国連の人道支援機関の物資を保管する各地の拠点も相次ぎ被害を受けている。狙われているのは都市生活の基盤だ。
「冬が来る」。ウクライナ市民の間ではそんな言葉が頻繁に聞かれる。ロシア軍は過去にもエネルギーインフラを標的・・・

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