麻生に屈した高市「アンケート内閣」
《政界スキャン》
2026年10月号
これぞ拍子抜け。日ごろ部下の人物評や処遇を関西弁で口汚く言い散らす高市早苗首相が、思う存分ナタを振るえば一騒動起きるかと注目された内閣改造・自民党役員人事は、主な顔ぶれの大半が留任の現状維持に終わった。
「サプライズがないのがサプライズ。芸もひねりもなく無味乾燥」というのが政界の反応だ。ある党長老は「政治も下手だが、人事も駆け引きどころか度胸すらないんだな」と苦笑した。虎の子の内閣支持率を守って来年の総裁選再選をめざす守りの一手だ。
「この改造内閣は、決断と調整(と言ってから)挑戦(と言い直し)、そして実行の内閣です」。改造後の記者会見で、高市氏は用意した決めぜりふを間違えた。というか思わず本音が出た。麻生太郎副総裁と2日続けて会談し、その後も極秘の携帯電話で「副大臣、政務官まで細かく注文された」(首相周辺)という「調整」に精力を費やし、人事権者として「決断・挑戦・実行」ができなかった疲れが頭にこびりついていたのだろう。長老は「あれは会談じゃない。高市が麻生の人事面接を受けたんだ。まだ成果がないので、もう一年やらせて下さいとひざまずいて頼んだ」と解説する。
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「サプライズがないのがサプライズ。芸もひねりもなく無味乾燥」というのが政界の反応だ。ある党長老は「政治も下手だが、人事も駆け引きどころか度胸すらないんだな」と苦笑した。虎の子の内閣支持率を守って来年の総裁選再選をめざす守りの一手だ。
「この改造内閣は、決断と調整(と言ってから)挑戦(と言い直し)、そして実行の内閣です」。改造後の記者会見で、高市氏は用意した決めぜりふを間違えた。というか思わず本音が出た。麻生太郎副総裁と2日続けて会談し、その後も極秘の携帯電話で「副大臣、政務官まで細かく注文された」(首相周辺)という「調整」に精力を費やし、人事権者として「決断・挑戦・実行」ができなかった疲れが頭にこびりついていたのだろう。長老は「あれは会談じゃない。高市が麻生の人事面接を受けたんだ。まだ成果がないので、もう一年やらせて下さいとひざまずいて頼んだ」と解説する。
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