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中国「国連機関支配」の猛毒

新型コロナで見えた「暗黒時代」の到来

2020年3月号特別リポート

 新型コロナウイルスの世界的大流行によって、中国が主導する国際システムの巨大な欠陥が浮かび上がった。
 世界保健機関(WHO)は、その対中偏向ぶりによって疫病拡大で機能不全に陥っているが、中国の影響力の強い国連・国際機関ではどこも、情報統制や腐敗・汚職、「台湾排除」のゴリ押しといった問題が顕著になっている。
 習近平国家主席は、「党中央の権威擁護」「中華民族の偉大な復興」など、責任ある大国とは全くかけ離れた、自国優先主義を追求している。中国による国際機関の掌握に対し、日本も重大な政治問題として取り組む時が来ている。

雑誌「ネイチャー」の強烈な批判

 新型コロナウイルス騒動が始まる、半年ほど前の昨年六月。
 ローマにある国連食糧農業機関(FAO)の本部は、重苦しい雰囲気に包まれていた。次期事務局長の選挙を控え、米国、中国、欧州連合(EU)が別々の候補を立て、攻防が大詰めを迎えていた。
 そんな時、中国を除く代表団の間に「ノンペーパー」が出回った。国際会議で非公式のたたき台・・・