皇室の風 第207話
横路孝弘の遺言Ⅶ
岩井克己
2025年12月号
衆議院事務局の28回に及ぶ聴き取りの終盤、横路孝弘が「最近の一番の気がかり」としていたのは安全保障問題だった。安倍政権による戦後安全保障政策の強引な転換と対米追随の危うさを許したことへの忸怩たる思いと、戦後定着していた日本国憲法の平和と民主主義が掘り崩される現状への危機感と焦りを募らせていた。
①先制的自衛権(反撃能力)の強化が進み②軍事予算は増額の一途③日米「ガイドライン」によってあらゆる軍事行動が日米共同作戦をベースとする体制となった。
「昔、総合安全保障論というのがありました。大平(正芳)さんが中心に言われたんですが、これはどうなっているんだろうかということが気になります。そして、専守防衛。専守防衛というのは、戦後の日本の、憲法に基づいた、ある意味でいうと憲法と日米安保を調和させた一つの戦略なんですね。それを完全に放棄することになっているんじゃないかと思います」
これまでは自衛権の行使は、日本に対する急迫不正の侵害があった場合に限ると明確だったが、先制的自衛権の行使が認められる場合は、何をもってこれから相手から攻撃されるおそれがあると判断するの・・・
①先制的自衛権(反撃能力)の強化が進み②軍事予算は増額の一途③日米「ガイドライン」によってあらゆる軍事行動が日米共同作戦をベースとする体制となった。
「昔、総合安全保障論というのがありました。大平(正芳)さんが中心に言われたんですが、これはどうなっているんだろうかということが気になります。そして、専守防衛。専守防衛というのは、戦後の日本の、憲法に基づいた、ある意味でいうと憲法と日米安保を調和させた一つの戦略なんですね。それを完全に放棄することになっているんじゃないかと思います」
これまでは自衛権の行使は、日本に対する急迫不正の侵害があった場合に限ると明確だったが、先制的自衛権の行使が認められる場合は、何をもってこれから相手から攻撃されるおそれがあると判断するの・・・









