中国車が「欧州・中東」で躍進中
日本人が知るべき世界の現実
2026年5月号
世界の自動車産業はいま、単なる勢力図の変化では済まない局面に入っている。日本ではなお「中国車」と聞くと、BYDのようなEVメーカーを思い浮かべる人が多い。だがグローバル市場を見ると、その認識は十分ではない。欧州では中国メーカーが内燃機関車やハイブリッド車まで含めた多角的な布陣で浸透し、中東ではトヨタ・ランドクルーザーが築いてきた牙城にまで食い込んでいる。
単なる「安物」からの脱却
欧州でEVシフトが進んでいるが実際の販売構成を見ると、市場の中心にいるのはBEV(バッテリー式電気自動車)だけではなく、HEV(ハイブリッド)やPHEV(プラグインハイブリッド)を含む「電動化された内燃機関」だ。
中国メーカーは手薄だったICE(内燃機関)やHEV、PHEVモデルをここ2年ですばやく補強してきた。その象徴が奇瑞汽車(Chery)傘下の新興ブランド「JAECOO(ジェイクー)」のSUV「JAECOO 7」だ。並み居る強豪を抑えて英国新車販売台数ランキングで第1位を獲得したのである。単月で1万64台を登録・・・
単なる「安物」からの脱却
欧州でEVシフトが進んでいるが実際の販売構成を見ると、市場の中心にいるのはBEV(バッテリー式電気自動車)だけではなく、HEV(ハイブリッド)やPHEV(プラグインハイブリッド)を含む「電動化された内燃機関」だ。
中国メーカーは手薄だったICE(内燃機関)やHEV、PHEVモデルをここ2年ですばやく補強してきた。その象徴が奇瑞汽車(Chery)傘下の新興ブランド「JAECOO(ジェイクー)」のSUV「JAECOO 7」だ。並み居る強豪を抑えて英国新車販売台数ランキングで第1位を獲得したのである。単月で1万64台を登録・・・









