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政治

有識者会議「御用学者」が俗悪化

政官学「一体権力」の危うさ

2026年6月号

 政府の有識者会議が「御用学者」中心に組まれるのは世間の常識に属する。とはいえそこに多少「色モノ」を混ぜて、役所のお手盛り一辺倒とは言わせないのが官僚の手腕だ。ところが最近は、そうした「お化粧」をすっ飛ばし、政権べったりの顔ぶれを臆面もなく並べる芸のない人選がまかり通る。「安倍長期政権」から続く、官邸の顔色さえうかがえば野党も世論もどうにでもなるという政官学一体権力のおごりに他ならない。
 再審制度見直しで法務省が大ポカをやらかした。法相の諮問機関「法制審議会」の答申を錦の御旗に、裁判所の再審開始決定に従来通り検察が不服申し立て(抗告)できる刑事訴訟法改正案を通そうとして自民党の事前審査で猛反対され、「抗告原則禁止」に修正させられた。当初「法制審議会をやり直す必要がある」と抵抗したが、「そもそも審議会の人選や議論がおかしい」と法曹界からも批判が出て押し切られた。審議会の権威は丸つぶれである。
 法制審の「再審部会」で原案採決に加わった委員は13人。日本弁護士連合会推薦の3人を除く10人が、役所の作った原案に賛成した。10人の内訳は、5人が学者(東大・京大・早大・慶大・・・

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