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政治

お笑い「麻生劇場」国力研究会の倦怠

《政界スキャン》

2026年6月号

 某週刊誌のネットニュースに、新聞と通信社の政治記者が流血のケンカという記事が出た。4月末、梶山弘志自民党国対委員長と番記者の懇親会で、他愛のない縄張り争いから梶山氏が帰った後、互いに殴り合う騒ぎとなり、1人はケガも負ったという。
 くだらないが、今の永田町の空気感が表れている。まず週刊誌。全然面白くない。政治ネタがなくてヤケクソを起こしたか。週刊誌にしゃべった他社の記者も情けない。他に話すことがないのか。当事者2人は論外だが、考察対象のピエロ役としては興味深い。大事なネタを巡って抜くか抜かれるか競っていたら、むしろ緊張感からこんないざこざは起きない。ヒマでイライラしている時に、得てしてこうした騒ぎは起きる。
 牽強付会を承知で言えば、番記者の欲求不満は、梶山氏の心境の投影でもあるだろう。与党国対は、高市早苗首相のワガママに振り回され、最も矢面に立たされているからだ。番記者の不始末に梶山氏は何の責任もないが、つまらないゴシップは梶山氏の無力な境遇を想起させ、体面を汚した。
 国際秩序が壊れ、世界戦争の予兆さえあるのに、「日本政界は不思議な凪状態」だという。・・・

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