中南米に寄せる 「右傾化」の波
ブラジル左派政権も細る命脈
2026年8月号
ペルーの大統領にケイコ・フジモリ氏が当選した。4度目の挑戦でつかんだ執念の初当選だ。父の故アルベルト・フジモリ元大統領の死去からまもなく2年、親子2代で日系人が大統領に就くという歴史的な快挙となった。
とはいえ、父の存在はケイコ氏にとって薬にも毒にもなりうるのが現実だ。南米在住の政治通は「ケイコさんはたいして人気がないんですよ。お父さんとはかなり違いますね」と厳しい見方を示す。わずか5万票差の大接戦に持ち込まれたというあたりが、名門「フジモリ家」の現在地でもある。
左派のロベルト・サンチェス氏と争った6月の決選投票の得票率はケイコ氏が50・12%、サンチェス氏は49・88%だった。過去に3回も決選投票で涙を呑んでいたケイコ氏は当選を決めると早速、治安対策の強化を打ち出した。犯罪組織に対する徹底的な弾圧で支持を集めた父の十八番にあやかりたいとの計算は隠せない。
ペルーの首都リマなどでは最近、みかじめ料の支払いを拒んだ市民が見せしめに殺されるなど、ギャングがらみの凶悪事件が後を絶たない。バスの運転士が運行中に射殺されたり、爆発物を投げ込まれたりするなど・・・
とはいえ、父の存在はケイコ氏にとって薬にも毒にもなりうるのが現実だ。南米在住の政治通は「ケイコさんはたいして人気がないんですよ。お父さんとはかなり違いますね」と厳しい見方を示す。わずか5万票差の大接戦に持ち込まれたというあたりが、名門「フジモリ家」の現在地でもある。
左派のロベルト・サンチェス氏と争った6月の決選投票の得票率はケイコ氏が50・12%、サンチェス氏は49・88%だった。過去に3回も決選投票で涙を呑んでいたケイコ氏は当選を決めると早速、治安対策の強化を打ち出した。犯罪組織に対する徹底的な弾圧で支持を集めた父の十八番にあやかりたいとの計算は隠せない。
ペルーの首都リマなどでは最近、みかじめ料の支払いを拒んだ市民が見せしめに殺されるなど、ギャングがらみの凶悪事件が後を絶たない。バスの運転士が運行中に射殺されたり、爆発物を投げ込まれたりするなど・・・









