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ウクライナ「核攻撃」の現実味

劣勢ロシア「禁じ手」は切れるか

2026年8月号

「我々は本当に核兵器を保有しているのか?」。ロシアのソーシャルメディアにこんな書き込みが現れた。ウクライナは長距離ドローンでロシア領内の石油精製施設や軍需工場、物流拠点を相次ぎ攻撃し、継戦能力に打撃を与えることで、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンに戦争終結を迫る。ドローン革命が核大国を動揺させ、核抑止の限界を浮かび上がらせている。
 7月22日、ロシア南部の都市クラスノダールとネビンノムイスクの空を黒煙が覆った。通販大手ワイルドベリーズの倉庫がドローン攻撃により炎上した。この数日間で、累計5カ所の同社倉庫が被弾している。ウクライナは軍需物資の流通にも利用されている同社の物流網を遮断する狙いを挙げるが、それだけではない。ロシア国民に戦争の痛みを実感させ、厭戦感を強めようとしている。ロシアのソーシャルメディア上では人々が不安や苛立ちを訴えている。

変質する核の脅し

 4年半に及ぶロシアのウクライナ侵略の現在の戦況は、米誌「フォーリン・アフェアーズ」に最近掲載された元米国務次官ローズ・ゴッテモラーの論文・・・

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