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政治

官邸と参院自民党の醜い内紛劇

高市は「石井準一」を斬れるのか

2026年8月号

 参議院は1947年5月3日に日本国憲法施行とともに発足した。源流である貴族院の政府や衆議院に対するブレーキ機能を残しつつ、貴族院の特権制を排し民主的に生まれ変わり、「良識の府」と呼ばれてきた。89年の自民党の参院過半数割れに始まる「ねじれ国会」の常態化により、近年は政局の主戦場に変貌した。こうした中、自民党では村上正邦元労働相や青木幹雄元官房長官、民主党の輿石東元参院副議長ら「参院のドン」が歴代政権に影響力を及ぼしてきた。
 現在、その座に最も近いのが自民党の石井準一参院幹事長だ。野党に太いパイプを持ち、少数与党下の参院運営を支えてきた。しかし、高市早苗首相との関係は冷え切っている。茂木敏充外相も「高市さんは石井を代えたがっている」と解説するなど、早ければ8月中にも行う党役員人事で石井の処遇がどうなるか秘かに注目を集めている。ただ参院幹事長の任命権は自民党総裁でもある高市にはない。石井と異なり高市と良好な関係にある松山政司参院議員会長が持つ。松山が高市の意を汲んで交代に踏み切るかが焦点となる。

官邸に蔓延する嫌悪        ・・・

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