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社会・文化

《日本のサンクチュアリ》サイバー犯罪と青少年

若き才能を「前科者」で潰す社会

2026年8月号

 脅威の度合いは能力と意図で測る。能力が高くても意図がなければ、意図があっても能力が伴わなければ脅威ではない。攻撃は損と思わせることで、間違った意図を持たせないようにもできる。厄介なのは、損得勘定なく高い能力を振り回す相手で、そんな事象が、日進月歩のサイバー空間での若者による犯罪という形で頻発している。
 2025年11月4日、アニメ配信サービス「バンダイチャンネル」で異変が起きた。午後5時から同8時46分頃にかけて、会員4万6812人分のアカウント登録が会員の意思と無関係に次々と解除されたのだ。
 運営者の「バンダイナムコフィルムワークス」は11月6日にサービスを緊急停止し、復旧には12月19日まで約6週間を要した。同社は最大136万6千件の会員データ(メールアドレス、ニックネーム、コイン残高、支払い方法。パスワードとクレジットカード番号は含まず)が漏えいした可能性を公表した。
 警視庁は26年7月4日、偽計業務妨害容疑で埼玉県所沢市に住む15歳の高校1年生の男子生徒を逮捕した。犯行当時は14歳の中学3年生で、バンダイチャンネルの通信内容を解析して脆弱性・・・

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