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連載

皇室の風 第217話

ファクトチェック
岩井 克己

2026年10月号

 たとえば先住民族の原始的な祭りを、先史時代から祖先が代々守り伝えてきた祈りの伝統文化と尊ぶのか、それとも近現代には脱ぎ棄てるべき遅れた習俗と見做すのか。そんな対照にも似て、象徴天皇の継承原理をめぐる論議が平行線をたどっている。
 とりあえず当面の「セーフティーネット」を張る改正皇室典範が10月24日に施行されるが、「国民総意」と「正統性」をめぐる対立ともつれは解けていない。とりわけ今や「オールドメディア」とまで揶揄される新聞の社説の大半が伝統的な皇位継承原則の棄却へと雪崩れ、天皇制廃止論にも向かいそうな異様な熱を帯びている。
 国会の大勢との余りの懸隔にいささか辟易していたところ、その「社説」の検証とファクトチェックに取り組んでいるジャーナリストを発見した。
 産経新聞記者から弁護士に転じ、ジャーナリズムのファクトチェック活動を行っている楊井人文弁護士。国会での皇室典範改正案とりまとめの過程での読売、朝日、毎日、日本経済といった主要各紙の社説を詳細に検証しSNS上などで公開している、
 多岐にわたる論点についてのファクトチェックを含む検証結果は・・・

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