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ミャンマー「稀少鉱物」中国の爆食

大国のエゴで荒れる山河と資源

2026年11月号

 中国が、自国の「裏庭」とも言えるミャンマー北部でレアアース(希土類)の採掘を加速させている。採掘エリアは、少数民族武装勢力「カチン独立軍(KIA)」が実効支配する中国国境のカチン州から、中国がより強い影響力を行使できるシャン州に広がっている。一方で、米国もミャンマーのレアアース利権を中国から奪おうと虎視眈々と狙っており、水面下で米中のつばぜり合いが始まっている。
 今夏、ミャンマー北部のカチン州からシャン州を訪れた関係者は、通りから見える景色に驚愕した。途中の山々は土砂が削り取られて山肌が露出し、無数の塩ビパイプが張り巡らされ、山麓にはいくつもの巨大なプールがあったためだ。この地域は、中国人以外の外国人はほぼ立ち入ることができない「秘境」だ。

「情報のブラックホール」

「レアアースの採掘現場です。ミャンマーにおける採掘は、山体に穴を開け、塩ビパイプを通して硫酸アンモニウムなどの薬品を注入し、地中のレアアースを溶出させる『インシチュ・リーチング(原位置浸出法)』と呼ばれる手法が用いられています。車窓・・・

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