企業買収「ウルフパック」の非道続発
経済安保で防止策強化が不可欠
2026年11月号
複数の投資家が秘密裏に株を買い増して企業を買収するウルフパック(オオカミの群れ)戦術。本誌は金融当局による対応の甘さを指摘してきたが、自民党や関係省庁がようやくウルフパック戦術について対策強化に向けた動きを活発化させている。当局が重い腰を上げたきっかけの一つとなったのは、日本人の1千億円ほどの預かり資産がある暗号資産取引所に対する「乗っ取り工作」問題だった。
自民党の司法制度調査会は最近、「成長志向型コーポレートガバナンスプロジェクトチーム(PT)」の提言を財務大臣と法務大臣に申し入れた。証券取引等監視委員会の執行力を高めるために必要な人員の確保などを盛り込んでいるが、背景には、ウルフパックへの対策も念頭に置かれている。
ウルフパック戦術の背後には中国人の関係者らがいるケースも少なくなく、経済安全保障の問題としても注目されている。対策は急務との認識が広がりつつある。政府や与党からのプッシュもあって金融当局も規制強化に向けて協議を行っている。
公安が関心を示す理由
自民党のプロジェク・・・
自民党の司法制度調査会は最近、「成長志向型コーポレートガバナンスプロジェクトチーム(PT)」の提言を財務大臣と法務大臣に申し入れた。証券取引等監視委員会の執行力を高めるために必要な人員の確保などを盛り込んでいるが、背景には、ウルフパックへの対策も念頭に置かれている。
ウルフパック戦術の背後には中国人の関係者らがいるケースも少なくなく、経済安全保障の問題としても注目されている。対策は急務との認識が広がりつつある。政府や与党からのプッシュもあって金融当局も規制強化に向けて協議を行っている。
公安が関心を示す理由
自民党のプロジェク・・・









