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経済

日中共同「軽EV発売」の前途多難

中身は奇瑞「EMTA」に漂う敗色

2026年11月号

 タイヤやオイルなどカー用品店のオートバックスセブンが、自動車メーカーの立ち上げに加わった。出資先のEMTが、2027年に軽の電気自動車(EV)を発売し、オートバックスの店で売る計画だ。車を作るのは、中国の自動車大手、奇瑞汽車(Chery)である。
 奇瑞の名前は日本では知名度が低いが、中国メーカーの中で輸出台数が23年連続で首位に立ち、25年のグループ販売は約281万台に上る。オートバックスは全国に約600のグループ店を持つカー用品店の最大手だ。
 EMTは25年1月に横浜市で設立された。出資するのはこの2社に、塗装機メーカーのアネスト岩田、電池大手の国軒高科、中国の江蘇悦達集団を加えた5社である。今年5月に新ブランド「EMTA(エムタ)」を発表し、29年までに4車種を出すと表明した。第1弾に軽を選んだのは、日本で売れる新車の3台に1台が軽だからだ。価格はガソリン車と同じ水準に抑えるとしている。EMTのマーケティング責任者の打越晋氏と技術責任者の山本浩二氏はともに日産の出身で、山本氏は初代「リーフ」の開発に携わった。

雑で安易な販売戦略・・・

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