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社会・文化

NHK「靖国番組」が隠した史実

A級戦犯合祀を巡る真相

2026年11月号

 高市早苗首相は10月17日から始まった靖国神社の秋の例大祭に合わせて、真榊と玉串料を奉納した。
 従来は春秋の例大祭と「終戦の日」での参拝を欠かさなかった高市氏だが、首相の立場になればA級戦犯を合祀している同神社との関わりに配慮せざるを得ない。遥拝や真榊奉納といった〝間接参拝〟で支持層の右派に義理を果たした形だ。
 英霊に限らず、災害や事件の犠牲者にまで「哀悼の誠をささげ」てやまない首相にとっては不本意だったかもしれない。中国、韓国は「遺憾」と「非難」を表明したものの、型通りのコメントで、「靖国」は今年も波風立たずに人々の印象から消えようとしている。
 それでも、例大祭の1週間ほど前、日本の歴史認識、外交問題の宿痾といえるA級戦犯合祀の記憶を喚起する「さざ波」があった。10月11日に放送されたNHKスペシャル「靖国神社 秘録 空白の戦後史」である。
 2日前の9日には午後7時のニュースでやや番宣気味に「靖国神社の内部文書初開示 A級戦犯合祀の詳細が明らかに」と報じていた。
 11日のNHKスペシャルでは、祀られる「霊璽簿」の映像や神社・・・

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