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仏「右翼テーマパーク」が大人気

過激思想「世界拡散」の新装置

2026年10月号

 観光立国フランスで「人種的多様性」がこれほど乏しい場所も今どき珍しい。仏西部ヴァンデのテーマパーク「ピュイ・デュ・フー」は、来園者のうちアフリカ系住民の姿は数えるほどで、パリの名所を埋め尽くすアジア人もベールを被った女性もまるで見当たらない。遠足の子供達から高齢者、家族連れなど来園者やショーの出演者、売店のスタッフまでほぼ白人だ。白人による白人のためのレジャー施設と言っていい。
 無理もない。そのパークは、キリスト教カトリックの栄光に彩られたフランスという物語が貫かれている。ヴァイキングやジャンヌ・ダルク、アーサー王伝説などの歴史上の逸話を題材にした10以上のショーが日夜、繰り広げられる。東京ディズニーランドのほぼ倍の敷地面積に、ローラーコースターのようなアトラクションはない。「滞在中は21世紀のことを忘れられるよう細心の注意を払っています」とうたう。
 この特異なテーマパークの創業者はフランスの著名な右派論客フィリップ・ドヴィリエ(77)。パークのあるこの地方出身の元国会議員で「反フランス革命」の王政擁護論者として知られる。革命軍が平和な農村を襲い教会を焼き払い・・・

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