《地方金融の研究》あいちフィナンシャルグループ
経営統合「スピード破談」の醜態
2026年10月号
ひな壇には仏頂面が二つ並んでいた。中道改革連合の空中分解決定から一夜明けた9月10日夕刻に名古屋市内のホテルで開かれたもう一つの“破談”を巡る釈明記者会見。会場には「何やらとげとげしささえ漂っていた」(関係者)という。
あいち銀行を中核とするあいちフィナンシャルグループ(FG)と、三十三銀行を傘下に持つ三十三FGが経営統合計画の白紙撤回に踏み切った。両者が「婚約」を発表したのは今年5月中旬のこと。9月中をメドに最終合意にこぎつけた後、年内にも臨時株主総会を開催し株主らの承認を取り付けたうえ、2027年4月の統合を目指すことで基本合意したとしていた。その基本合意を今回、取り消す。わずか4カ月でのスピード破談劇である。
婚約解消の理由は判然としない。基本合意では統合の形態について、あいちFGと三十三FGを合併させて新持ち株会社を設立、あいち銀と三十三銀がそれぞれその傘下にぶら下がる形となっていた。釈明会見に出席した伊藤行記・あいちFG社長によれば「合併後の
(新持ち株会社の)方向性に見解の相違があった」としたものの、相違点の具体的・・・
あいち銀行を中核とするあいちフィナンシャルグループ(FG)と、三十三銀行を傘下に持つ三十三FGが経営統合計画の白紙撤回に踏み切った。両者が「婚約」を発表したのは今年5月中旬のこと。9月中をメドに最終合意にこぎつけた後、年内にも臨時株主総会を開催し株主らの承認を取り付けたうえ、2027年4月の統合を目指すことで基本合意したとしていた。その基本合意を今回、取り消す。わずか4カ月でのスピード破談劇である。
婚約解消の理由は判然としない。基本合意では統合の形態について、あいちFGと三十三FGを合併させて新持ち株会社を設立、あいち銀と三十三銀がそれぞれその傘下にぶら下がる形となっていた。釈明会見に出席した伊藤行記・あいちFG社長によれば「合併後の
(新持ち株会社の)方向性に見解の相違があった」としたものの、相違点の具体的・・・









