社会・文化

対癌の最前線「重粒子線治療」国産技術の実力と課題

 最近、一部の医療専門家の間では、悪性腫瘍に対する放射線治療のひとつ「重粒子線治療」、より正確に言うと、陽子の十二倍の質量をもつ炭素イオンを用いた「炭素イオン線治療」が高い評価を受けている。我が国が二十年余の歳月と一千二百億円以上の公費をかけて開発に成功したこの新医療技術は、いちはやくその存在が認知され医療現場への迅速な普及が進んで当然なのであるが、現実にはそのような流れになっていない。 ・・・
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