お受験「慶應ブランド」が下り坂
幼稚舎と横浜初等部に兆す影
2025年7月号
小学校お受験の雄と言えば慶應ブランド。1874年に設立され、日本で最も古い私立小学校の一つとして知られる「慶應義塾幼稚舎」と、2013年に設立された新参の「慶應義塾横浜初等部」がその双璧をなす。だが、お受験熱が依然、旺盛な中において、両校ともそのブランド力に影が差し始めている。
バレクセルが運営する小学校受験の「お受験じょうほう(首都圏版)」によると、横浜初等部は24年度の志願者倍率が13・2倍。首都圏私立で1位の座を守ったが、22年度の14・3倍をピークに、23年度は13・8倍と倍率が下がり始めている。2位の東洋英和女学院小学部(11・7倍)との差は23年度の2・2ポイントから1・5ポイントに縮まった。
そして幼稚舎の24年度の志願者倍率は3位の10・6倍。これまた22年度の11・7倍、23年度の11倍から徐々に低下している。小学校受験に詳しい慶應OBは「慶應ブランドが失墜しているとは思わない。初等部は留年・退学リスクが顕在化してきたこと、幼稚舎は週刊誌ネタと個別要因が影響している」とする。
相次ぐ「退学」・・・
バレクセルが運営する小学校受験の「お受験じょうほう(首都圏版)」によると、横浜初等部は24年度の志願者倍率が13・2倍。首都圏私立で1位の座を守ったが、22年度の14・3倍をピークに、23年度は13・8倍と倍率が下がり始めている。2位の東洋英和女学院小学部(11・7倍)との差は23年度の2・2ポイントから1・5ポイントに縮まった。
そして幼稚舎の24年度の志願者倍率は3位の10・6倍。これまた22年度の11・7倍、23年度の11倍から徐々に低下している。小学校受験に詳しい慶應OBは「慶應ブランドが失墜しているとは思わない。初等部は留年・退学リスクが顕在化してきたこと、幼稚舎は週刊誌ネタと個別要因が影響している」とする。
相次ぐ「退学」・・・