米軍事産業が沸く「トランプ特需」
中東炎上を喜ぶ「戦争の犬」ども
2025年7月号
ドナルド・トランプ米大統領が、イランの三つの核施設を新型兵器群によって攻撃したことで、米国内の軍事産業が沸いている。イランはイスラエルと米国による、十日余りの波状攻撃で、軍・政治の重要指導者と貴重な核・軍事施設を失った。中東が再び米国製兵器の優位性を示す場となったことで、米国の軍事産業ががぜん活気づいている。
最新のブームの主役は、伝統的軍事産業とインターネット、人工知能など各種新技術を融合した、最先端のミリタリー・テクノロジー(軍事技術)だ。シリコン・バレーに象徴されるネット関係事業は、軍事部門で飛躍的に需要を伸ばしている。
イスラエルによる再三の攻撃は、イランの戦意を完全に失わせた。そこに米軍の「バンカーバスター」攻撃が襲来した。
米軍は攻撃のコストを明らかにしていないが、出動したB2爆撃機(ノースロップ・グラマン社製)は1機当たり22億㌦と見積もられている。6月末のレートでみれば、3250億円だ。
B2爆撃機は「ステルス性能が非常に高い」とされる。イラン領の奥深く、最も軍事的に警戒されているはずの空域を悠然と十数時間も飛行して、任・・・
最新のブームの主役は、伝統的軍事産業とインターネット、人工知能など各種新技術を融合した、最先端のミリタリー・テクノロジー(軍事技術)だ。シリコン・バレーに象徴されるネット関係事業は、軍事部門で飛躍的に需要を伸ばしている。
イスラエルによる再三の攻撃は、イランの戦意を完全に失わせた。そこに米軍の「バンカーバスター」攻撃が襲来した。
米軍は攻撃のコストを明らかにしていないが、出動したB2爆撃機(ノースロップ・グラマン社製)は1機当たり22億㌦と見積もられている。6月末のレートでみれば、3250億円だ。
B2爆撃機は「ステルス性能が非常に高い」とされる。イラン領の奥深く、最も軍事的に警戒されているはずの空域を悠然と十数時間も飛行して、任・・・