「進次郎コメ劇場」の貧相な楽屋裏
《政界スキャン》
2025年7月号
東京都議選で自民党が過去最低の歴史的大惨敗に沈んだ。「令和のコメ大臣」として人気を博していた小泉進次郎農水相が応援に駆け回り、「備蓄米放出は最大消費地の東京で一番反応がいいはず」(同党幹部)という願望はほとんど通用しなかった。
6月に行われた小泉氏の地元・神奈川県三浦市と横須賀市(衆院神奈川11区)の市長選では、自民系現職が1勝1敗。勝った横須賀市長の選挙では、候補者の不祥事もあり、「国政優先」を理由に地元入りしなかった。
自民・公明両党は参院選での「小泉効果」に期待していたが、都議選ショックで「にわか神通力」のメッキが早くもはげかかっている。それでも石破茂政権は参院選まで、その「小泉人気」を引っ張り、すがるしかない。
* *
都議選までは快調に見えた。次の首相にふさわしい人を尋ねる世論調査で小泉氏が急浮上。「コメ大臣」は、低迷する石破政権の救世主になるかと思わせた。
5月中・下旬に行われた産経新聞・FNNや共同通信の調査では、どちらも1位の高市早苗前経済安全保障担当相に、小泉氏が・・・
6月に行われた小泉氏の地元・神奈川県三浦市と横須賀市(衆院神奈川11区)の市長選では、自民系現職が1勝1敗。勝った横須賀市長の選挙では、候補者の不祥事もあり、「国政優先」を理由に地元入りしなかった。
自民・公明両党は参院選での「小泉効果」に期待していたが、都議選ショックで「にわか神通力」のメッキが早くもはげかかっている。それでも石破茂政権は参院選まで、その「小泉人気」を引っ張り、すがるしかない。
* *
都議選までは快調に見えた。次の首相にふさわしい人を尋ねる世論調査で小泉氏が急浮上。「コメ大臣」は、低迷する石破政権の救世主になるかと思わせた。
5月中・下旬に行われた産経新聞・FNNや共同通信の調査では、どちらも1位の高市早苗前経済安全保障担当相に、小泉氏が・・・