首相2人輩出 「松下政経塾」の功罪
幸之助の理想は遠く叶わず
2026年1月号
2025年の「今年の漢字」は、投票数1位の「熊」と2位の「米」が僅差でほぼ並び、3位に「高」が入った。理由は、物価高、高気温、高市早苗首相誕生。政治家の名前とは珍しい。閣僚、高官の失言が相次ぎ、首相に取り巻きがおらず、自民党と日本維新の会の連立政権運営はガタついても、「高市独り勝ち」はまだ続きそうだ。
弱点だらけの高市政権が強気なのは、野党の非力も大きい。立憲民主党の野田佳彦代表が選んだ25年の漢字は「難」。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌「笑ったり転んだり」から着想したという。歌詞は「毎日難儀なことばかり/泣き疲れ眠るだけ/そんなじゃダメだと怒ったり/これでもいいかと思ったり」。暗い。野田氏は「こういう言葉で1年をくくるのは残念だが、心にしみる。26年は困難を克服していく幸せな年にしたい」と語った。
本来は衆参両院で与党が過半数割れし、自公連立が壊れた年として、「攻」とでも書くべきところだ。しかし、25年夏の参院選後、野田氏が何もできないうちに、衆院ではすでに与党が過半数を取り戻し、今や国民民主党まで連立与党に協力するありさま。内閣不信任決議案可決で・・・
弱点だらけの高市政権が強気なのは、野党の非力も大きい。立憲民主党の野田佳彦代表が選んだ25年の漢字は「難」。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌「笑ったり転んだり」から着想したという。歌詞は「毎日難儀なことばかり/泣き疲れ眠るだけ/そんなじゃダメだと怒ったり/これでもいいかと思ったり」。暗い。野田氏は「こういう言葉で1年をくくるのは残念だが、心にしみる。26年は困難を克服していく幸せな年にしたい」と語った。
本来は衆参両院で与党が過半数割れし、自公連立が壊れた年として、「攻」とでも書くべきところだ。しかし、25年夏の参院選後、野田氏が何もできないうちに、衆院ではすでに与党が過半数を取り戻し、今や国民民主党まで連立与党に協力するありさま。内閣不信任決議案可決で・・・









