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統一教会と自民党 「韓国捜査」の今後

高市政権が抱える憂鬱な難題

2026年2月号

「政治とカネの問題への反省が足りない」という批判に加え、自民党議員たちを最近、憂鬱にさせているのが「TM特別報告書」だ。韓国統一教会(現・世界平和統一家庭連合)幹部がTM(トゥルーマザ―=真のお母様=韓鶴子総裁)に、2018年から22年までの世界各地での教団の活動を報告したものだ。
 韓国メディアによれば、当時の徳野英治・日本統一教会会長は「21年10月の総選挙で応援した国会議員の総数は、自民党だけで290人に達する」と報告した。高市早苗首相の名前も32回登場する。高市氏が21年9月に初めて自民党総裁選に出馬した際、安倍晋三元首相の強い支持があるとし、「高市氏の後援会と我々(日本統一教会)は密接な関係にある」とした。萩生田光一幹事長代行(当時)の名前も頻繁に登場し、教団側と安倍氏との「橋渡し役」と位置づけていた。
 韓国でのTM特別報告書などに対する捜査はどうなっているのか。統一教会にメスが入った発端は、教団側から金品を受け取っていたとされる尹錫悦前大統領の妻、金建希氏に対する特別検察官の捜査だった。韓国政界筋のA氏は「統一教会に対する捜査は、尹錫悦夫婦と野党をつぶ・・・

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