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アフリカで激化する「宗教戦争」

資源争奪と大国の欲得が招く惨事

2026年7月号

 アフリカ大陸の中央部で、キリスト教徒とイスラム教徒による勢力争いが激化している。一見すると宗教戦争の様相だが、背景にあるのは資源獲得競争だ。アフリカは、南米と並んでコバルトやチタン、各種のレアメタルなど、デジタル経済に不可欠な希少鉱物の埋蔵地である。
 ドナルド・トランプ米大統領は、「キリスト教徒保護」を掲げてルワンダを支援し、米兵と莫大な資金を現地に投じる構えだ。
 人口15億人の広大なアフリカ大陸には、希少資源の獲得競争が「宗教戦争」や「地域紛争」に発展する火種が至る所に出現している。

米軍派兵を「即決」

 キリスト教徒の新たな虐殺が、アフリカから伝えられたのは6月初めのことである。
 コンゴ民主共和国(DRC=以下コンゴ)東部の村が、イスラム過激派組織「民主連合軍」の攻撃を受け、20人以上のキリスト教徒が殺害された。このニュースは、米欧のキリスト教圏で幅広く伝えられた。村の近くでは5月末にも30人が犠牲になる虐殺事件が起きたばかりだった。
 コンゴは旧ベルギー植・・・

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