国連事務総長選で米中露の暗闘
大国の「操り人形」探しが難航中
2026年9月号
国連のアントニオ・グテレス事務総長が今年末の任期満了を控え、後任選びが本格化している。鍵は、拒否権を持つ米国、中国、ロシアの動向だ。「米中露が拒否しない人物。それが最低条件だ」。ニューヨークの国連外交筋は、総長選の厳然たる現実をこう指摘する。
国連安全保障理事会が8月21日に実施した2回目の非公式投票(ストローポール)で、ガイアナ元外相で国連大使のキャロリン・ロドリゲス=バーケット氏が「推奨」8票で8候補の中で首位に立った。第1回で首位だったコスタリカ元副大統領のレベッカ・グリンスパン氏と、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は7票と続き、推薦に必要な9票に達した候補はいなかった。
秘密投票のため、常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国の票は色分けされず、誰が誰を拒んだのかは分からない。特に米国の出方は不透明だ。外交筋によれば、「米国は第1、2回とも全候補に『非推奨』を投じた」との臆測もあり、「拒否ではなく、まだ候補を決めていない」との見方もある。
拒否権を食らわぬ「妥協候補」
・・・
国連安全保障理事会が8月21日に実施した2回目の非公式投票(ストローポール)で、ガイアナ元外相で国連大使のキャロリン・ロドリゲス=バーケット氏が「推奨」8票で8候補の中で首位に立った。第1回で首位だったコスタリカ元副大統領のレベッカ・グリンスパン氏と、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は7票と続き、推薦に必要な9票に達した候補はいなかった。
秘密投票のため、常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国の票は色分けされず、誰が誰を拒んだのかは分からない。特に米国の出方は不透明だ。外交筋によれば、「米国は第1、2回とも全候補に『非推奨』を投じた」との臆測もあり、「拒否ではなく、まだ候補を決めていない」との見方もある。
拒否権を食らわぬ「妥協候補」
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