中東諸国「絶望」のイスラエル選挙
ネタニヤフ退陣でも戦争は続く
2026年9月号
中東諸国が戦々恐々としている、10月末に行われるイスラエル国会選挙―。結果次第で次のイスラエル首相が決まり、その選択はイスラエルだけでなく中東全体の行方を左右する。いまや地域最大の不確定要因はイランだけではない。米国を巻き込み、戦線を広げるイスラエルが、中東の明日を決める存在となった。中東諸国もイスラエル国会選挙に向け、テーブルの下で過酷な生存競争を繰り広げている。
次期首相候補として名前が挙がるのはベンヤミン・ネタニヤフ首相、ガディ・アイゼンコット元国防軍参謀総長、ナフタリ・ベネット元首相とヤイル・ラピド前首相だ。
ネタニヤフが続投すれば、政策の方向に特段の変更はない。イランの核開発・ミサイル能力への軍事圧力、レバノンへの越境攻撃、ハマスの軍事力解体、ヨルダン川西岸での強硬姿勢。そして必要なら米国の意向を振り切ってでも単独行動する「戦略的自律性」だ。
ネタニヤフは長く、イランを弱体化させる一方、サウジアラビアをアブラハム合意に引き込み、イスラエルとスンナ派諸国を事実上の反イラン陣営に束ねようとしてきた。だがサウジ側から見れば、イラン体制の弱体化も・・・
次期首相候補として名前が挙がるのはベンヤミン・ネタニヤフ首相、ガディ・アイゼンコット元国防軍参謀総長、ナフタリ・ベネット元首相とヤイル・ラピド前首相だ。
ネタニヤフが続投すれば、政策の方向に特段の変更はない。イランの核開発・ミサイル能力への軍事圧力、レバノンへの越境攻撃、ハマスの軍事力解体、ヨルダン川西岸での強硬姿勢。そして必要なら米国の意向を振り切ってでも単独行動する「戦略的自律性」だ。
ネタニヤフは長く、イランを弱体化させる一方、サウジアラビアをアブラハム合意に引き込み、イスラエルとスンナ派諸国を事実上の反イラン陣営に束ねようとしてきた。だがサウジ側から見れば、イラン体制の弱体化も・・・









