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連載

皇室の風 第216話

「不測の天運」
岩井 克己

2026年9月号

 改正皇室典範が10月24日施行される。
 これからは内親王、女王は結婚したとしても皇籍残留が可能となり、愛子、佳子内親王の次の世代からは結婚後も残留が前提とされ、離脱には皇室会議の承認が必要になる。夫や子は皇族とはならないが、赤坂御用地などに用意される邸宅で同居。そこから通勤、通学し、女性当主の公務に同伴して支えることも可能となる。
 問題は、旧宮家の男系男子に限り15歳以上で独身なら養子として迎えられるようになる改正である。
 上皇家、天皇家、皇嗣家を除く宮家や「独立の生計を営む皇族」が養親になれるという。上皇の弟の常陸宮家と並んで、三笠宮家系統が5方に及ぶ。故寬仁親王の信子妃、長女彬子女王、次女瑶子女王、故高円宮の久子妃、長女承子女王である。今は独立していない瑶子、承子両女王も遠からず独立するとみられるからだ。
 最大の不透明要因は養子候補が何人現れ、縁組が幾つ成立するかだ。敗戦直後の臣籍降下から80年間も一般国民として生きてきただけにハードルは高く、「畏れ多い」と尻込みする向きもあろう。
 ただ、伊勢神宮の大宮司や神社本庁の統理・・・

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