《世界のキーパーソン》アビジート・ディプケ インド「ゴキブリ人民党」発起人
「政界大掃除」を掲げて新旋風
2026年9月号
インドの若者たちの反乱は、最も切実な問題から始まった。彼らの一生を左右する統一入試で、問題漏洩があったことが発覚したのだ。それも最難関の医学系。約15億人の人口大国で、生涯を方向付ける運命の瞬間に、不正が行われたというニュースは、多くの若者を憤慨させた。
同じ時期に、スーリヤ・カント最高裁首席判事(長官)が法廷で、失業中の若者を「ゴキブリ」「寄生虫」と呼んだことが伝えられた。「就職できない若者は、ゴキブリのように社会に寄生し、(SNSなどで)活動家になり、社会制度を攻撃し始めるのだ」との発言が報じられると、その翌日には抗議運動が起こった。
ディプケはこの時、地球の裏側の米国ボストンにいた。母国の動向に心を動かされて、「もしもすべてのゴキブリが集まったら、どうなるのだろう」と投稿した。英語で7語の投稿はたちまち、インドで大反響を呼んだ。全土の大学キャンパスで学生たちは、「私たちはゴキブリだ」をスローガンにして抗議の声を上げた。
ディプケは変革の機運を感じ取った。「ゴキブリ・ジャナタ(人民)党」の結成をSNSで呼びかけた。これまた大きな反響を呼んだ。デ・・・
同じ時期に、スーリヤ・カント最高裁首席判事(長官)が法廷で、失業中の若者を「ゴキブリ」「寄生虫」と呼んだことが伝えられた。「就職できない若者は、ゴキブリのように社会に寄生し、(SNSなどで)活動家になり、社会制度を攻撃し始めるのだ」との発言が報じられると、その翌日には抗議運動が起こった。
ディプケはこの時、地球の裏側の米国ボストンにいた。母国の動向に心を動かされて、「もしもすべてのゴキブリが集まったら、どうなるのだろう」と投稿した。英語で7語の投稿はたちまち、インドで大反響を呼んだ。全土の大学キャンパスで学生たちは、「私たちはゴキブリだ」をスローガンにして抗議の声を上げた。
ディプケは変革の機運を感じ取った。「ゴキブリ・ジャナタ(人民)党」の結成をSNSで呼びかけた。これまた大きな反響を呼んだ。デ・・・









