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政治

自民と維新「同床異夢連立」の断層

「閣内協力」で近づく瓦解の足音

2026年10月号

 明治から大正期、大日本帝国の興隆を外交面で支えたのが1902年締結の日英同盟だ。「光栄ある孤立」を外交の基本姿勢としてきた英国は、アジアでのロシアの南下を警戒し、新興国日本と手を結んだ。日露戦争や第1次世界大戦で重要な役割を果たし、約20年両国を結びつけた。しかし、中国を巡る利害や対米関係などで次第に溝が生じる。一つ一つは同盟を揺るがすほどではなかったが、細かな不信や利害のズレが積み重なり、23年日英同盟は終焉を迎えた。
 9月17日に発足した第2次高市改造内閣で、日本維新の会から中司宏規制改革担当相が入閣した。自民党と維新は「閣外協力」から「閣内協力」に進み、本格的な連立政権へと移行した。高市早苗首相は同日の記者会見で自民と維新の関係について「信頼関係は揺るぎない」「名実共に、より強固」と述べ、中司の入閣を「新たな段階に進む象徴となる」と強調。維新代表の吉村洋文大阪府知事も「政権の推進力になっていきたい」と呼応した。だが、その水面下では既にいくつかの溝が生じていた。

遠藤首相補佐官の退任を画策

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