「反トランプ」の世界潮流
右派権威主義「後退」は続くか
2026年5月号特別リポート
2010年から16年にわたって政権を維持し、トランプ米大統領だけでなくプーチン・ロシア大統領とも密接な関係にあった中欧ハンガリーのオルバン・ビクトル首相が総選挙に敗れ、退陣する。独裁的な手法で権力を集中させた欧州の「ミニ・トランプ」の敗北は、この選挙に介入し、オルバン氏を後押ししたトランプ政権にとっても大きな打撃だ。反権威主義へのうねりは、どこまで広がるのか。
自国ファースト、反移民政策を掲げるオルバン氏は、世界的に台頭する右派、権威主義勢力との共闘や連携を掲げてきた。「グローバル右派」の潮流を代表する人物だ。国内では、メディアや司法への介入、そして選挙制度の変更など強権的な手法で権力を維持してきた。その手法はまさにトランプ氏のそれと軌を一にする。選挙戦の終盤、ブダペストに入り、オルバン氏を公然と支持したのは、ヴァンス米副大統領夫妻だった。
ヴァンス氏は、自らの露骨な選挙介入を棚に上げて、応援演説で欧州連合(EU)を批判した。「ブリュッセルの官僚たち、あの人たちの言うことに耳を貸すべきではないと申し上げたい」。
演説中に携帯を取り出し、スピーカーフ・・・
自国ファースト、反移民政策を掲げるオルバン氏は、世界的に台頭する右派、権威主義勢力との共闘や連携を掲げてきた。「グローバル右派」の潮流を代表する人物だ。国内では、メディアや司法への介入、そして選挙制度の変更など強権的な手法で権力を維持してきた。その手法はまさにトランプ氏のそれと軌を一にする。選挙戦の終盤、ブダペストに入り、オルバン氏を公然と支持したのは、ヴァンス米副大統領夫妻だった。
ヴァンス氏は、自らの露骨な選挙介入を棚に上げて、応援演説で欧州連合(EU)を批判した。「ブリュッセルの官僚たち、あの人たちの言うことに耳を貸すべきではないと申し上げたい」。
演説中に携帯を取り出し、スピーカーフ・・・









