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中南米を蝕むトランプ帝国主義

「ベネズエラ型搾取」の次の標的

2026年11月号

「現職大統領はなぜか、中間選挙では必ず負ける。なぜなのかは誰にも説明できない」といつもは強気なトランプ氏が珍しく弱気な一面を見せた。選挙後、議会が民主党主導となる雲行きの中、それでも外交ではなお、強い大統領権限が行使できる。
 2025年1月に大統領としての2期目をスタートさせて以来、中東、ウクライナと並んでトランプ外交が席巻してきたのが、歴代政権が「裏庭」として介入してきた中南米だ。中でも南米ベネズエラの現実は、今後を占う絶好のケーススタディーとなる。
 26年は年明け早々、ベネズエラの首都カラカスへの深夜の波状攻撃でトランプ外交が幕を開けた。電光石火の早業でマドゥロ大統領を捕らえ、ニューヨークへ連行した。
 ベネズエラに残っていた政治家の中から、マドゥロ政権で副大統領を務めていたデルシー・ロドリゲス氏を暫定大統領に抜擢した。トランプ政権に恭順の姿勢を示したからだ。南米屈指だった反米国家をあっという間に親米国家に転じさせ、世界を驚かせた。
 ただトランプ氏は、この機に民主主義を復権させようなどという気はさらさらないようだ。マドゥロ政権に対する徹・・・

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